2009年7月9日木曜日

技術者は40代になったらマネジメント職になるべきか?

 スラドで質問が出ていたので、思うところをポストしてみます。なんか、スラドからもお題が出るようになった気がするのは気のせいなのか…?

 王道は無いと思います。プログラマという職業を長年やっている方なら、今自分が持っている技術や知識が3年後にも通用するかどうかなんて当てにならないという事は、身に染みてわかっている事だと思います。新しいトレンドが出ては、それについての知識を得ないと、若い技術者からあっという間においてけぼりを食らってしまう。ま、そういう意味では厳しい世界なのかもしれません。マネジメントの部分は、全工程を経験した上でキャンバスに描ける絵のようなものであり、リスク管理などの嗅覚が必要な独特の世界が広がっている気がします。更にその上の経営という事になると、もうプログラミングの世界とは異質な感じがしてます。

 人の事をあれこれ書いても憶測にしかならないので、自分の本音を書きますと、上を見ても下を見てもキリが無いですが、プログラミングの世界において、社内では他の人の追随を許さないほど差があると思ってます。つまり、最も優秀なプログラマが、その能力をマネジメントという仕事に多大な時間を割くという事態は、才能の無駄使いではないかと感じてしまうのです。何が言いたいかというと、自分がどう感じるか?が重要な事なのではないかという事です。マネジメントに面白みを感じるのであれば、大いにやれば良いと思います。

 どのみち経験を積まなければ描きにくいキャンバスなので、中小企業で働いていて、他に人材がいなければ、お前マネジメントやれって話になるのでしょうけど…。

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