2009年10月25日日曜日

オークションについて(ニッチ市場の勉強)その5

 Yahoo オークションでの不思議体験。ちょっと具体的には書きにくい内容なのです。そして、私の想像が大きく働いており、確証が無い内容でもあります。
 Yahoo オークションでは、大抵、延長機能が付加されて出品されています。この延長機能というのは、終了間際に入札されたら、自動的に時間を数分延長するというものです。そのため、入札者が一人もいない状況での入札以外では、メリットがほとんどありません。このメリットというのが、なんともダークな理由によるものなのです。「サクラによる吊り上げ入札・「落札する意思の無いものによる吊り上げ妨害入札」に遭遇する確率が減らせるかもしれない?というものです。
 サクラ?妨害?何言ってるの???と思われるかもしれませんが、実際に体験してみて、まず、あるだろうと感じています(入札時に高値更新された場合、どんな人「落札履歴や評価や自己紹介」を確認し、分析するようにしています)。興味のある方は、「オークション」「不正」「妨害」「嫌がらせ」というキーワードの組み合わせで検索するとよいでしょう。
 妨害はともかく、サクラは私的には「アリ」だと思っています。そもそも、オークションとは、そういうシステムだからです。嫌なら入札しなければ良いのです。しかし、世の中、いろんな考え方の人がいるように出品のやり方も千差万別です。良心的な出品者は、このような風潮を快しとせず、適切なスタート価格を付けて、即決価格(上限)を設けています。これに対して、あからさまに適切な価格と比較して、安値をスタート価格に設定している出品者もいます。このような出品物が、ほんとうに安値で落札されたケースは、まず見た事が無いです。前回も書いたように、高額で落札されたはずの商品(全く同じ特徴を持った中古品など)が不死鳥のように再出品されるケースをよく見かけます。
 一方で、安値で開始されているからと言って、全てがこのような出品に相当するとも言い切れないのです。実際に、安値のまま落札できる場合もあります(自分では本来の適切な価格より、ややお得な価格で落札できたと考えているものもある)。現状では、まじめに出品するのは大変であろうと推察しています。何故か?このような幸運に恵まれた落札の影には、出品者による入札者の取り消しが認められたからです。理由の如何は、わかりませんが、妨害入札が日常茶飯事的に行われているのではないか?と考える根拠のうちのひとつでもあります。
 妨害入札があると考える根拠として、次のようなケースもありました。ある商品Aに最低価格で入札し、他者に落札されましたが、不死鳥のように全く同じ商品Aが出品されました。そのとき私は、別の出品者の同じ価格でスタートしている同じ商品に入札していました。ところが、その商品には即決価格が設定されており、即決で落札されてしまいました。写真の状態から判断すると、この落札された商品は箱が日焼けによる色落ちをしており、そんなに状態が良いものとは思えません。狐につままれた気分で、不死鳥のように復活した商品Aに最低価格で入札し、落札をしました。後で確認してわかった事ですが、その商品Aは最高入札者が取り消しされて私が次点落札者だったにもかかわらず、何のアクションも起きずに、結果、私が同じ価格で落札したというわけです。評価を眺めていると、「次点落札にもかかわらず、出品者が連絡をしなかった」というのがありますが、Yahoo の規約が途中で変わったのかもしれません。掲示板には、出品を取り消す場合に、価格の低い入札者から順番に取り消しをして、連絡が入札者にいかないような手順が紹介されていましたが、冷静に考えてみれば、次点の入札者に落札させるいわれはありません。サクラを雇って、自分が 100 円で入札し、サクラに 100万円で入札させて、キャンセルさせるというひどい状況がありそうです。
 ファイズ関連の出品は、コンスタントにある感じですが、落札価格のバラつきが、物凄いあります。箱なしかつ、電池を入れても動作しないファイズ・ドライバや、ベルトが切れてるものや、部品が欠損しているものが 7000円以上の価格で落札される事もあれば、箱つきの中古品が 5000円で落札される事もあります。5000円の価格で落札していたのは、出品をしている業者と思われる方でした。ここでも、きな臭さを感じてしまいます。
 業者の方が何故入札をするのか?考えてみて、その背景には Yahoo ポイントがあるのではないか?と思い至りました。ポイントが溜まれば、売れ筋の商品をできれば安値で落札して出品し、転売したいと考えるのは普通の感覚だと思います。
 次回は、Yahoo オークションのシステムについて考察してみたいと思います。
つづく

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