2009年10月31日土曜日

オークションについて(ニッチ市場の勉強)その7

 副題である「ニッチ市場の勉強」とあるように、ニッチ市場について考えてみたいと思います。仮面ライダー555の放送が終了して、5年ほど経つわけですが、5年も経ってから惹かれる人というのは、そんなに多く無いと想像します。しかしながら、仮面ライダー555は、ニッチと呼ぶには少々メジャーかもしれません。
 オークションをやっていると、発売された商品の状態から欠品している物があったり、壊れていたりという事態に遭遇します。中には、改造キットや、オリジナルの製作品を出品している方もいます。私の友人が、樹脂部品複製キットを使って車のターンランプなぞを複製しているのを見て、おもちゃのパーツも複製できるかな?などと、考えてしまいました。ガレージ・キットの世界です。おたくのフィギュアに通じるものがある、アレです。調べてみると、シリコンゴムを使った整形や、アクリル版を加熱して掃除機で吸い込む真空整形など、いろいろと手法があり、このジャンルも奥が深そうです。中にはメッキキットもあり、通電しないとメッキできないものの(プラスチックのメッキは蒸着しないとダメなので無理)、仕上がりを見ると感動的なキットも発売されていました。
 ファイズのベルトは、壊れやすいらしく、中古品は大抵ベルトが破損しています。元々、子供用の玩具なので、大人が巻きつける長さも無いようです。このベルト、アウトドア派の私にはピンと来ました!ザック(リュックサック)用のベルトが代用できそうで、価格も安く(千円しない)パーツだけを入手できます。こういう修復パーツを作成して販売するという市場も成立しそうに思えます。実際にジャンク品を落札して改造して楽しもう…と画策していたのですが、ジャンク品すら手に入らない状況で、実行に移せていません。
 どうやったらニッチ市場は成立するのか?一番の要素は、強烈に人を惹きつける魅力の存在があると思います。この魅力を、いかに創出するか?にかかっていそうです。二番目の要素は、コミュニティを形成する事でしょうか?一人だけで細々とやるのは、市場とは言えません。三人踊っている人がいれば、つられて踊りだす人が出てくると思います。ここまでですと、せっかくのニッチ市場は長続きしません。三番目の要素として、持続可能な遊びの要素が挙げられると思います。オークションでは、コレクションをしてしまえば、それっきりで終了する場合があります。私が、このケースに相当します。現在は、仮面ライダー555のコレクション終了ステージにあり(欲しいと思っているものは、ほぼ揃えた)、それゆえに、この投稿を書いているのです。持続可能な遊びの要素ですが、お金がかかりすぎると市場を狭めてしまいます。ここでもニーズと成立する価格バランスが存在するでしょう。

 今月のWEB+DB、奇しくも Yahoo オークションのシステム特集でした。このシステムについて、ツッコミを入れろという神のお告げか?とも思いましたが、今回で一旦終了します。

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