2010年5月18日火曜日

宮崎県の口蹄疫と独占禁止法

 宮崎県で種牛が集中管理される事により生産性と質を高め、低コストで高生産・高開発の体制をとっていた。という事になるのであろうか?これが、裏目になって、口蹄疫により大打撃を受けて回復の目処すら立たないという…。
 ふと、似た構造を感じてしまうのが、今の世界の潮流だ。Winner takes all. 1位以外の2位以下は敗者であり、真の競争社会を生き抜くためには買収・合併しなければならない!と、日々、企業は巨大化している。
 今の合併吸収は、一昔前ならば独占禁止法違反という裁定が下されてもおかしくない状況だったと思われる。しかし、情報社会になってからは、生存競争の厳しさから少々の事には目をつぶってしまっている。おかしいような気がしてしょうがないのだが、よほどの事が無い限り、不思議と全世界が黙認してしまっている。
 本来、独占禁止法が設定された裏には、独占による弊害があったからではないか?単一構造は、フォルトトレーラントでは無いのである。
 宮崎県の口蹄疫感染問題が変なところで今の世界とリンクしてしまったのであった・・・。

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