2010年5月29日土曜日

デザイン・イノベーション感想

 これは!と閃くオーラを感じて「デザイン・イノベーション」読みました。札幌紀伊國屋書店では、デザインの棚に平積みされていましたが、紛うこと無くデザイン・イノベーションを行うためのマネジメント(経営)に関する本です。
 内容は、5:4:1ぐらいで、"デザイン・イノベーションを行うためのマネジメント"、"環境保護"、"オフショア・アウトソーシングに関する警告とアドバイス"となっています。半分ぐらいまでは、デザインをするためのノウハウが語られていて、興奮して読み進めました。ところが、後半からは地球温暖化問題など環境に配慮したデザインの話に切り替わってしまいます。もちろん、政府レベル・世界レベルで環境に配慮したデザインとは、どんなものか?といった事から、個々の企業が取り組むべきデザインとは?といった事が語られていて、それはそれで重要な話です。でも、もうちょっとデザインのメソッドについての話が読みたかったので、肩透かしをくらったような気がしました。オフショア・アウトソーシングの考え方は、賛同できました。
 読了した後でも、デザイン・メソッドの部分が消化しきれていなくて、前半部分を再度、読み直そうと思っています。

 本書は、マネジメントの本としてはユニークで、これからの時代をサバイバル・・・新たなデザインで開拓?していくためにも、経営に携わる人には必読の書と言えるのではないか?と感じました。

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