2011年6月30日木曜日

東電株を買わずに反原発を提言する方法

 東京電力の株主総会では、大株主の意向により原発推進の姿勢を貫く事が議決された。東京電力に物言わんとして、東電株を入手し、株主総会へ「反原発」の提言を行うのも、ひとつの方法だろう。

さて、東電株の大株主は誰か?見てみよう。あーなるほど、中には馴染みの会社もありますねー。保険であれば、保険会社を見直すのも手でしょう。ゼロ金利に近い今、何の考えもなしに銀行に貯金しているのであれば、貯金すべき銀行を変えるのも手ですよね?地方銀行の中には、まじめに地方の企業のために融資を実施しているところもありますよ。

これを契機に、貯金する銀行を変えてみては、いかがでしょうか?選挙で一票と投票するより効きますよ。きっと・・・。復興のために資産を生かしてもらう。今こそ、銀行のあり方を見つめなおす良い時期なのかもしれないですね?

2011年6月28日火曜日

WinDbg

 結局、ウィンドウズのサーバ・サイド・プログラムが落ちる問題は、何が原因かわからなくて、メモリ・ダンプから事後デバッグ(windbg)するはめになった。
シンボル・ファイルをインストールして、それだけでは心もとないので、Release 版から PDB ファイルを再コンパイルして読み込ませ、

kb
!analyze -v

してみると、それだけでも結構な情報が得られた(タイムスタンプが合わないと、警告はでたけど)。

結局、今回は、strlen で AccessViolation している模様。最大レコード長が特定できる箇所だったので、strnlen に書き換えて、あとは、おおもとで、まじめに例外処理をハンドリングするコードを加えて、いっちょあがり。

やっぱ文字列処理は難しい…。

2011年6月27日月曜日

被曝・再考(3)

ここまでは、ヨウ素131とセシウム137(134)という代表的な核種に関して、考察してきた。

政府から発表されている核種の推定量を見てみよう。表5である。

さて、いくらプルトニウムが重たいからと言って、飛散しないわけがない事は自明であろう。飛散しないと言ってるやつは、頭がどうかしているから、医者に診てもらった方がいいぞ?黄砂が飛ぶんだから、プルトニウムが飛ばないわけがない。プルトニウムは飛散しませんという学者や、そういう発言をしているブログやニュースがあったならば、それは、冷静さを欠いているという事だ。もっと確信をついた言い方にかえると、それは、原子力を推進しなければならないという考えから事実を捻じ曲げているか、現実を直視できない人か、どちらか2種類のうちのひとつだという事だ。

CNIC のプルトニウム資料によると、このうち プルトニウム241は、毒性の強いアメリシウム241に変化するという。東京でもアメリシウムが検出されていたはずだ。他にも、ストロンチウムをはじめ危ない核種はたくさんあるようだ。これらの影響については、今現在、ほとんど考慮されていないのではなかろうか?

政府から発表されたのは、あくまで推定量で、1号機の排気煙などから算出したのだろうか?MOX燃料を使っており、1sv(1000mSv)の燃料棒破片の瓦礫を撒き散らした3号機の方が、プルトニウムの排出量が多いような気がするのだが・・・。

門外漢な私が、こんな事を書くのもなんだが、核種の中には、β崩壊した直後に半減期が数分という核種に変化して、すぐに崩壊を起こすものもある。そうすると、ここのページにあるような現象を引き起こすのではないか?

大気に放出されたものは、もう沈静化しているかもしれないが、高濃度の汚染水で流出されるアメリシウムは魚介類に蓄積されるのではないか?今後、水産物への影響も、かなり懸念されるのではないか?

何度考えても、楽観視できる要素なんて、ない。

次回は、発電について書く。

愛の反対は憎しみではなく、無関心

2011年6月23日木曜日

被曝・再考(2)

 
 「原発事故の影響で鼻出血や下痢が増えた」という話への長野県在住の血液内科医による解説
や、
 放射線科医による放射性ヨードI-131の解説と木下黄太氏のブログへの反論
を読んで、医者の放射能に関する評価も2分しているんだなと思ったわけである。専門の医者が断言するぐらいだから、急性放射線障害の症状ではないのだろう。9割9分、間違いない診断だと私も思う。
 しかし、これを読んでも、私には、放射能は安全です。正しく怖がろうという気には、とてもなれなかったのである。何かが引っかかる。ひとつは、このような話は、作り話ではないであろう純然たる事実が残っている事。そして、今ちょっとネット上で探せなかったが、もうひとつは、山下先生の書いたとされるチェルノブイリ甲状腺癌に関する論文の数値だ。
 山下先生の論文には、ヨウ素131の影響で甲状腺に集積すると思われる甲状腺癌の発症人数が経年変化と共に記載されており、毎年、同じような人数の子供が発症していた。うろ覚えであるが、むしろ経年するごとに微増しているようにも見えたのである。この事については、強烈に違和感を感じたので、特に印象に残っていた。一体なぜ?
 ヨウ素131など、半減期8日なのだから、こんなに長期に渡って影響するはずが無い。膨大な量を被曝してDNAが傷つけられ、その影響が10年も後になって出る?まさか?それとも、安全だと宣言する医者の言うように、この甲状腺癌と放射能の関連は無い?それもおかしい・・・。とにかく、ずーっと、心の中でひっかかっていた。

 昨日、CNIC ニュース を見て、このあたりの謎が一気に氷解した。犯人は、セシウム137だったのだ…。しかも 2003年に発表された論文に書かれていたという…。専門家も知らなかったのだ…。セシウム137は筋肉に集積するぐらいで安全などという代物ではなく、甲状腺をはじめ、あらゆる内臓器官に集積する危険な放射能だったのだ。このニュースは、専門家こそ必見ではないか?と思う。

 反証する態度を無くしたら科学は終わりだ。今の措置は、とても安全といえるレベルではないと思う。キチガイ沙汰だ。

2011年6月22日水曜日

VC++ 例外コンパイラオプション

プログラムを組む時、例外オプションには、結構 /EHsc を使う事が多かったんですが、ここんところサーバ系のプログラミングで、以前では生じなかったような Access Violation が頻出しました。SelectObject( HBITMAP ) を2回連続で実行すると、HBITMAP の内容が破壊される事があるという現象に対応して、まぁ、以前からあった割と初歩的な変数の初期化ミスなんかが表面化したというのもあります。
コードは、変わってないのに致命的に落ちる事が多くなったな?と思って、考え巡らしていたところ、例外機構の処理が関係するんじゃないか?なんて啓示がありまして、こんなコードを追試してみました。

x.cpp
#include <iostream>

class A {
public:
  A() { std::cout << "A()" << std::endl; }
  ~A() { std::cout << "~A()" << std::endl; }
};

int main() {
  int* n = 0;
  try {
    A a;
    *n = 3;
  } catch(...) {
    std::cerr << "catch" << std::endl;
  }
  return 0;
}

これに対して cl /EHsc /GR /MD x.cpp
C:\MyWorks>x
A()
で、あぼーん

一方 cl /EHa /GR /MD x.cpp
C:\MyWorks>x
A()
~A()
catch
で、めでたし。

普通は、/EHa を使う方がいいのねん。
とまぁ、こんな初歩的なコンパイラ・オプションにまつわるお話でした。

2011/08/23 追記: Windows2003 までは、DCOM におけるアプリケーション例外は、スレッドからサービスに影響する事がありませんでした。Windows2008 からは、キャッチされなかった例外は、即サービス停止に繋がるようになりました。

2011年6月20日月曜日

被曝・再考(1)

クリス・バスビー教授のECRRは、どうも、胡散臭いようである。トンデルの論文に関する考察にあるように、これは客観的に見て、同意できる。ECRRは信用できない。これは、我々にとっても良い材料だ。この論文からは、癌等は放射線量に比例する等という因果関係が全く読み取れない。

チェルノブイリからスウェーデンまで、だいたい500キロぐらいはある。地図で見ても福島から北海道ぐらいは離れている。こんなスウェーデンでさえ、セシウムの分布図が、細かく作成されている事に、感心する。

さて、トンデルの論文であるが、論じている量が小さい。私は門外漢なので誤読しているかもしれないが、DOEで計測され発表された福島近辺の量とは、桁が違う。トンデルの論文に出てくるのは、多いところでも、80から120kBq/㎡だ。DOEは最低が、300kBq/㎡未満という量だ。しかも、桁違いに放出量の多かった3/15日に放射能雲が東京方面へ移動している。新宿区百人町の計測データも、それを示している。DOEで、未だ、何故こんな範囲程度にしかデータを計測していないのか理解に苦しむところでもある。首都圏は風評被害の混乱を考えると計測できないのか、公表していないのか?安全とか危険とか、まずはデータがあって、初めて論じる事のできるのに、それさえも拒否しているようにしか思えない。

そして、データを計れと発言すると、「放射能を正しく怖がろう」という声に阻まれて、おまえは変人奇人、他人の気持ちを考えろと諌められるような空気。正直、ビシビシ感じてます。原子力推進派も、堂々とデータを計測して、ほら?やっぱり安全だったでしょ?って、言えばいい。「集団ヒステリー」とか発言するの、やめてくれないかな?こんなチャンス、もう2度と無いかもしれないぞ???

北海道に住んでいて、放射能の降下量をチェックしているが、未だにマスクをつけなければ駄目だと思った事は無い。私はマスク無しで自転車通勤しているぐらいだ。強いて挙げるなら、「もんじゅ」が爆発した時に備えてN95を家族分用意した方が良いのかな?と考えるぐらいである。しかし、「もんじゅ」が逝ったら北半球全滅かと思うと、マスクなど何の役にも立たないだろう。

次に続きますが、今宵はこれまで(書きたいけど、いろいろと調べて消化しながら書くので、どうしてもペースは遅くなります)。

追記:経済産業省のこれまでと変わらぬ原子力発電所再開の通達を見れば、また第2弾が起こる確率は高いかもね?

2011年6月19日日曜日

もげー

 原発の問題は、根が深すぎる。正直、膨大な情報の中から、それらを吟味して消化して書くというのは、大変な作業だ。門外漢なのに、書かざるを得ない。そういう状況に追い込まれるほど、ちゃんと仕事をすべき人が、仕事をしていないという事だ。そう思っている人は、多数いる事だと思う。

原発推進派は、無責任な人が多い。本来、ちゃんと仕事をすべき人(安全評価や監査など多岐にわたる)が、ちゃんとした仕事をしていないから、こういう事態に陥って、こうやって大騒ぎになっているのに、その批判を書くと、「原発で発電された電気を使うな」とか、「左翼でちょん」とか、「代替案を示してから批判しろ」とか、思考が停止しているのは、どちらかと問いたい。

発電の事。被曝の事。書きたいけど、正直、書くのも大変なのだ。もちろん、これらについて書くつもりでいる。自分の将来に関わる重要な事だ。無関心でいられる訳が無い。状況によっては、日本国籍を捨てる事もまじめに検討するぐらい事態は深刻だと、私は思っている。

2011年6月17日金曜日

java.util.concurrent.ExecutionException 詰み筋

本日遭遇した、エラー。java.util.concurrent.ExecutionException
android の service で、通信を処理していて、RemoteCallbackList に通知をしていたのだが、通信の速度が速すぎて、通知が間に合わない。よって、2重通知の状態になり、タスクが落ちる。
処理を post する事も考えられるのだが、基本的に処理が間に合わないから、キューが溜まっていくだけと考えられる。という事は、ある程度、通信データを間引くしかない…。つか、受信タスクって、スレッドプールで処理してるって事か…。

追記: RemoteCallbackList::finishBroadcast() をコールし忘れていたのが原因だったようだ…orz

2011年6月15日水曜日

放射線評価完全二分

どうも確信をもって、数mSv/year は安全という専門家と、内部被曝は危険という専門家に別れてる。
福島で決着をつけるしかなさそうだ。どちらも信念を持って、やっているので、素人には判断がつかない。
歴史をみれば、安全という確信は持てない。後は、もう自己責任の世界でしかないだろう。

それとは別に、電力は自由化してほしい。東電も解体してほしい。

2011年6月10日金曜日

札幌にも噂の花粉


札幌では時期的に、6月から8月にかけて、花粉症になるので、花粉だと言われれば花粉。しかし、ここんところ南風と雨の組み合わせの翌日に、こんなのが出現している。関東の写真でしか見た事がないやつだ。昨年がどうだったのか?ちょっと記憶には無い。写真は、瑞宝舎の駐車場で撮ったものだが、あちこちに出現している模様。つい先日の日曜日には、手稲でも見た。

2011/06/12追記:毎年、出現するらしい。

2011年6月2日木曜日

デマ拡散に加担するNHK

 こういう公然とした批判も、逮捕の対象になるんでしょうか?というぐらい情報統制がひどい。今度は、あからさまに「放射能は正しく怖がろう」キャンペーンを実施中。

しかも、やり口が汚い。ネットを通じて、ある程度「内部被曝」が危険という情報が浸透してくると、それまでは、内部被曝の「な」の字も出さずに「放射能は、この程度なら全く問題ありません」と公言していた者が、「内部被曝が心配だが、制限値内の食品を摂取している限りは安全です」と、平気でデマを流す。ちょっと前まで何て言ってたか知ってるか?「福島に放射能は降っていません。ニコニコしている人には放射能はやってきません」と言ってたんだぞ???

NHKは、スポンサーとか関係ないだろ?国民のための放送をしろよ?国家とは何だ?利権にまみれた官僚や老人達の事か?

年金の支給開始年齢引き上げ、面白いねー。ロシアの平均寿命でも見るといい。チェルノブイリ後に爆下げ、うまい政策を考えついたもんだね?「内部被曝」は、低線量時にフリーラジカルがうまく働き最も効率よく細胞を破壊する。福島近辺だけじゃねぇからな?

他にも、おもらしくんいて、関西北部もやべぇからな?玄海原子力発電所も、チョイ前はこんな感じ

原子炉は中性子を浴びて、年々劣化が激しい。玄海原発は、実は、もうボロボロなんだ。穴が開いたらメルトダウンしたい (>_<)。

携帯電話の電磁波が危ないとWHOから出たが、恣意的なものも感じてしまうぐらい不信に陥ってるよ。でも、よくよく考えたら「IH」の方がもっとやばい気がしてきたよ。オール電化なんて、ろくなもんじゃねー。

原発による発電単価は、廃炉や再処理などを入れると、全く安くないだけでなく、有害なだけ。日本は世界一高い電気料金を払わされている。これは、独占によるものと、原発によるもの。電力事業者の持つ発電能力だけでも、発電能力は十分にある。石油やガスが調達できないというのもデタラメの嘘。輪番停電はファンタジー。送電線を自由化すれば、発電事業に乗り出したいものは山ほどいる。このような状況で、談合による電気料金値上げを発表。電気は日本の産業の競争力低下を招き、生産拠点の海外進出を加速させている。データセンターを運営するなら、発電から見直すレベル。

自民党も民主党も原発推進派だらけ。原発問題は日本の腐敗の縮図。反原発の政党以外は信用できない。比例代表制を考えると、なおさらそう。電源族(政治家)は、資金力がある。豊富な資金力を生かして、比例代表の名簿上位に名を連ねる事ができる。